洋菓子屋で人気の季節メニュー~春~

暖かくなり出すと、スイーツにも華やかなメニューが多くなります。春のふんわりとした雰囲気を出す洋菓子は女性には特に人気です。ここではそんな春の洋菓子の中でも特に人気のメニューをいくつかご紹介していきます。

1)春の素材と洋菓子の組み合わせ

桜のケーキ

春のイメージカラーと言えば薄いピンクや黄緑。春に咲く桜の花や新緑の緑を連想させます。店内の雰囲気を一気に春らしくするこの2つのカラー・素材を使った人気メニューには次のようなものがあります。

1 シフォンケーキ

季節関係なく人気のシフォンケーキも、桜を使えば一気に春メニューに。薄いピンク色の可愛らしい生地はやはり目に留まりやすく、春らしさを感じます。苺とはまた違う柔らかい色合いとふんわり香る桜の香りは年齢問わず人気です。
また抹茶のシフォンケーキも桜のシフォンケーキと並んで人気の高いメニューとなっています。苦みがあるので甘いものがあまり得意ではない方や、年配の方からも人気です。小豆や黒豆が生地に練り込まれたものは飽きが来ないのでいいですね。

2 マカロン

ころっとした可愛らしい見た目とさくっとした食感のマカロンは特に若い女性からの人気が高いメニューです。
マカロンも桜と抹茶で春らしさを演出できます。
生地をピンクにするだけではなく、桜の塩漬けなどをあしらうとより春らしさが感じられ、贈り物などに喜ばれますよ。抹茶のマカロンはホワイトチョコを挟んだり、仕上げにきな粉を少量振ったり…。緑一色よりもちょっとしたアクセントカラーが入ると見た目も綺麗で目に留まりやすくなります。

3 エクレア

最近ではエクレア専門店が出店されるほど、エクレア人気が高くなりました。シュークリームが子供に人気なのに対して、高級感や上品さがあり食べやすいエクレアはどちらかと言うと大人からの人気を集めているようです。
表面に塗るチョコレートや中に挟むクリームに抹茶や桜のフレーバーのものを使ったものは春に人気です。 苺とカスタードの定番の組み合わせも外せません。

4 マドレーヌ・フィナンシェ

春らしく桜、抹茶、よもぎなどを練り込んだ焼き菓子は見た目も華やかです。マドレーヌやフィナンシェは洋菓子屋の定番とも言える商品ですが、旬の素材を取り入れて季節感を出すことで贈り物やお茶請けに買っていかれるお客様が増えます。
味を変えるだけではなく、桜の花の形をしたものなど見た目にも一工夫されたものは特に目を引きます。

5 プリン・パンナコッタ

気温が少し暖かくなってくると冷たいスイーツもよく出るようになります。オーソドックスなプリンももちろんですが、春にしか味わえない抹茶のプリンや桜色のプリンを買っていかれる人も少なくありません。
生クリームとゼラチンで作られたパンナコッタも人気商品の一つです。苺のソースを使うのも春らしくて良いですし、甘さ控えめの抹茶のパンナコッタとあんこを層にしても上品で綺麗ですね。

2)ひな祭りにちなんだメニュー

ひな祭りのイチゴケーキ

春のイベントには“ひな祭り”があります。桃の節句をお祝いするひな祭りにはやはりそれにちなんだ洋菓子が人気です。
一般的にはやはり春のフルーツである苺を使ったメニューが目立ちます。
そしてやはり小さな子供向けのデザインのものが多いです。お雛様やお内裏様を模った砂糖菓子が乗ったもの、桃の花のピックが刺さったものなど、ちょっとした工夫と可愛さがあるものは選ばれやすい傾向にあります。
また苺や桜のピンク、抹茶の緑、生クリームの白など、ひな祭りを連想させるカラーをうまく取り入れた洋菓子も多いです。
ひな祭りは元々日本に古く伝わる“和”のイベントですから、求肥や白玉などを使って“和”の雰囲気を出すのもおすすめですよ。

3)贈り物に喜ばれる春の詰め合わせ

焼き菓子などを個包装にして詰め合わせたものはよく出ます。
例えば桜のクッキーと抹茶のフィナンシェが並んだ詰め合わせは春の贈り物にはぴったりですよね。シフォンケーキもホールだけではなく、カットして個包装しいろいろな味を詰め合わせればお土産などに喜ばれます。
ひな祭りのメニューも同様に、箱や小さなバスケットに詰め合わせたものは小さな女の子への贈り物として買っていかれる方が非常に多いです。
お雛様・お内裏様や桃の花などのひな祭りらしい装飾がされたものは店内でも目を引きます。

4)洋菓子屋で人気の季節メニュー~春~まとめ

満開の桜の木

やはり春を連想させる“桜”“抹茶”“苺”などのフレーバーやカラー、デザインなどは基本的に人気が高いです。一目見て“春”を感じさせるものは桜が咲いている季節に食べたくなるもの。定番商品と合わせて詰め合わせになったものも贈り物やお花見のデザートとして喜ばれます。

またひな祭りメニューも春には欠かせません。
ただし、オシャレなだけでは子供も、子供に買っていく大人もなかなか手に取ってはくれません。子供のイベントには子供目線で考えられた“可愛さ”のあるメニューを揃えましょう。