一本堂あびこ店様

	大阪府大阪市住吉区苅田7-6-18 アズマハイツ1F
	06-4703-3174

茜丸代表の北條がお客様の元を訪れて、つかの間の交流を楽しむシリーズ。
本日は、大阪市住吉区のあびこにある『一本堂あびこ店』さん。

『一本堂あびこ店』さんは、下町の雰囲気あふれる商店街の一角にある食パン専門店です。「毎日のごはんと同じように、日常的に食べられるパンを」ということで、食パンにこだわってらっしゃいます。

清潔感あふれる白壁に木製の棚があり、ほどよい焼き色の食パンがずらりと並んでいます。まるで美術館に並ぶオブジェのように立方体、直方体の食パンが並び、美しいおしゃれな景色です。

カウンターごしにその景色を眺め、どの食パンにしようかな～と選ぶひとときはわくわく楽しい気持ちになります。棚までの距離感もちょうどよく、そのかたわらではお店の奥さまがやさしい笑顔でひかえてらっしゃいました。

取材中も次々とお客様が訪れていましたよ。買うものはもう決めているといった様子の年配のお客様、棚の上の食パンを眺め、いろいろ質問をしながら決めるお客様。丁寧にやさしくさらりとこたえるお店の奥さま、それぞれの様子がまるでご近所付き合いの延長のような自然な雰囲気で、和やかな空気感でした。

「こんなパン屋さん、近所にあったらいいだろうなぁ」と思いました。小さなお店だからすっと入って、さっと買っていける。毎日通うのにちょうどよいサイズ感です。ちょうどよいサイズ感といえば…1斤分の大きさのものは、全面こんがり焼かれてうす茶色になった立方体です。パンのみみに覆われているとでも言いましょうか。でもこの茶色の部分が香ばしくておいしいので、かえってちょっと得した気分です。中のふんわり感を保つよろいのような役目にもなっているのかも。

さっそく、インタビューにうつらせていただきました。

― 食パン専門店ということですが、食パンだけというのは珍しいですね。

「毎日食べるごはんと同じく当たり前のようにパンを食べていただきたいということで、食パンにこだわっています。毎日食べても飽きない、安全なものをと、国産小麦粉と上質なカナダ産小麦粉を厳選して使っています。」

― お客様はご近所の方が多いんですか。

「ここは商店街の中なので、やはりこの近くに住んでらっしゃる方が多いですね。歩いてお近くから来られるご年配の方やここに越されてきたお若い方などさまざまです。」

― そういった方たちは、プレーン味の食パンを買っていかれるんですか。

「そうですね。日常的にはやはりプレーン味のものが多いです。ただそれだけでなくあんこやチョコレート、レーズンを入れた甘い食パンも人気ですよ。いつもと違ったものが食べたい、ちょっとしたプレゼント、誰かを訪問するときのお土産にというときに買われるようです。」

― そういったもののひとつに茜丸のあんこが使われているわけですね。人気ですか。

「人気ありますよ。土曜日などは午前中に売り切れてしまうこともよくあります。あんこの甘さが加わって、菓子パン感覚で食べられるからでしょうね。」

トーストして食べるのもいいですが、菓子パンのようにそのまま食べると美味しいとのこと。菓子パンよりも食べごたえがあるので、のんびりしたい休日、一週間を終えてひと息つきたい休日の朝食にぴったりなのでしょうね。

― あんこについて、何かご要望などありますか。

「好みの甘さになるように２種類を使い分けています。だから特に要望とかはないですね。あんぱんには甘めのもの、食パンには甘さひかえめのものにしています。」

食パン専門店ということですが、あんぱんもありました！焼き色がやさしくて、ころんと丸くて、手の中にすっぽりおさまるかわいい大きさです。中にはあんこがたっぷり詰まっていましたよ。

― これから試してみたいと考えている新しいパンの構想などありますか。

「ええ、実は…」ということで、この後お店のご主人からのわくわくする新アイデアのお話を伺いました。食パンへのこだわりはくずさず、さらにおいしい、かわいいものが近々でき上がるかもしれません。それが完成して並べられたら、個性ある焼き色の食パンが美しく並ぶ様が、さらに豊かで楽しい景色になるでしょう。楽しみです！

お店の横の壁には、食パンがいろいろにアレンジされた写真が貼られていました。すべてこのお店の奥さまのアイデアだそうです。どんなふうに作るのかレシピを知りたい～。ますますここに住みたくなりました。ＴＶの取材もこれまでに何度かあったそうです。評判のお店なんですね！