パン教室開業後の気になる年収はどれくらい?

パン教室を開業して、どれくらいの年収を得ることが出来るのかということは、パン教室を開業する全ての人が気になるポイントだと思われます。
パン教室を開業してから得られる年収というのは、主に三つの要素によって決定することになりますので、こちらでは、それら三つの要素について詳しく紹介していきます。

1)年収は主に三つのポイントによって決まる

パン教室を開業する際の年収というのは、主に三つの要素によって決定することになります。
その三つの要素というのは、費用と集客数と客単価の三つとなっています。
これらを算出することによって、大まかな年商を弾き出す事が出来ます。
これが税引き前の年収ということになりますが、ここから税金が引かれることになりますので、一般的なパン教室を開業した場合の年収の相場は一教室あたり100万円~300万円となっています。
もちろん、受講数を増やしたり、集客や料金を増やしたりすることによって年収をアップさせることも出来ますが、その場合は一人で複数の教室を受け持つのか、誰か従業員を雇うのかということによっても異なりますので、その辺りのことも考えなければいけません。

1 固定費と変動費が、どれくらい発生するのか?

パン教室を開業する際の固定費というのは、主に会場の費用となります。
自宅でパン教室を開業する場合には、教室の場所代が発生しないために、固定費を安くすることが出来ます。
その他の固定費に関しては、パンを作るために必要な機材が挙げられます。
パン教室に参加する人数によって、少し変動することになりますが、大まかに分けると固定費として勘定することが出来ます。

次に変動費に関してですが、こちらはパンを作るための材料や、光熱費などが挙げられます。
変動費に関しては、パン教室を開催する回数や、参加する人数によって大きく変動することになります。
また、パン教室を宣伝するために、広告を作ったり、チラシを発注したりする場合は、それらの費用も加算しなければいけません。

2 一回あたりの集客数がどれくらいになるのか?

パン教室を開業して年収を計算する場合に大切なのが、一回の開催で、どれくらいの人数を集めることが出来るのかということになります。
当然のことながら、人数が集まれば集まるほど年収が高くなりますので、人数が少ない場合は年収も低くなるということを知っておいてください。
一般的に、パン教室の収入のみで生活をする場合に必要な集客数というのは、一回あたりの開催で十人前後の人数を集める必要があるということが挙げられます。

3 一人あたりの授業料をどれくらいに設定するのか?

パン教室の授業料というのは、月会費制にしている教室もあれば、単発式の授業料を徴収しているケースもあります。
また、入会費や材料費を授業料とは別に徴収しているというようなケースもありますので、一概にどれくらいの費用が相場なのかということを紹介することは出来ませんが、基本的には一回の授業で2,000円~4,000円となっているケースが多いです。
これは教室の規模や授業の内容などによっても大きく異なりますので、パン教室を開業する地域の相場を基準にした方が良いでしょう。

2)まとめ

いかがだったでしょうか?
パン教室を開業した際の年収というのは、下記の計算式によって導き出す事が出来ます。
「集客数×客単価×開催数-費用=年収」
このようになっていますが、個人でパン教室を開業した場合に集客することが出来る人数というのは十人にも満たないケースが多いです。
そのため、パン教室を開業した場合の年収というのは100万円~300万円の範囲内に収まるケースが多く、儲かるか儲からないかで言えば、儲からないケースが多いということを知っておいてください。